肩こり・腰痛に「灸頭鍼」はいかが?
2013/12/9
- 一般鍼灸
- 鍼灸と適応疾患
ガスや電気で焼いた焼肉よりも炭火で焼いたものの方が美味しいような気がします。
「人工の熱よりも天然の熱が良い」ということでしょうか。
鍼灸院で行う、人工的な温熱療法の一つに「遠赤外線治療器」があります。
簡単に言うなら、施術に特化した暖房器具という感じです。
これはこれで、とても気持ちよいし好評です。
この器具は医療器具ということもあり、それなりに高価で大きさもあり、大掛かりな印象。
しかし、遠赤外線照射機と比較すると、原始的、安価、それでいて気持ちよく、効果も高い施術方法が灸頭鍼。
灸頭鍼とは、鍼の頭の部分に丸めたモグサをつけて点火する療法です。
丸めたモグサ(灸)から発する輻射熱が冷えた患部をやさしく温め、
同時に施術している鍼の効果を高めます。
機械に比べると、見た目が大したことないように見えますが、想像以上に心地よいものです。
このように電気をまったく使わない自然の熱である「灸頭鍼」が気持ちよく感じるのは
冒頭の焼肉と同じ考え方なんでしょうか?
特に、頑固で冷えが強い(血流の悪い)肩こり・腰痛には灸頭鍼がとても有効だと考えています。
寒いこの時期の灸頭鍼は、血行がよくなり大変喜ばれています。
肩こり・腰痛から原因不明の症状まで
はりきゅう いとう治療院@豊中・吹田