経絡・経穴のお勉強 ~其の参~ 経絡の陰陽
2015/12/19
- ほぐしマッサージMisaeの日記
こんにちは。
鍼灸師・マッサージ師養成学校入学へ邁進しているMISAEです。
2015年も残すところ、2週間を切りました。
予定では、12月には次の学習段階に移っているはずだったのですが・・・。
まだ、経穴の名前を覚えるのに苦戦しています(><)
覚えるべき経絡も最後の肝経まで後少しなのですが、最初に覚えた胃経や小腸経あたりが記憶から抜けていくという・・・
ツライです。
でも、こんなに勉強しているのは人生で初めてかもというくらいに机に向かっています。
苦しいこともありますが、楽しく勉強できています!
♦ 経絡の陰陽
経絡の陰と陽について、少しだけですが学んだことを書きたいと思います。
まだ理解が足りていないので正しい知識を記述できていないかもしれません。ご了承ください。
鍼灸医学が培われてきた東洋医学では、あらゆる物事(大極)を陰と陽に分けて考えます。
そして、分れた陰・陽の中にも、さらに陰と陽とあるそうです。
物事を二つに分けて考える方法を「二元論」と呼び、特に東洋思想においては「陰陽論」として定着してきました。
現在、私が一生懸命勉強している経絡にも陰と陽があります。
・陰の経絡=陰経
・陽の経絡=陽経
また、12本の正経のなかで陰経は6本あります。その6本も半分の3本と3本に、陰と陽として分けれます。
・足の太陰経、足の少陰経、足の厥陰経
・手の太陰経、手の少陰経、手の厥陰経
足を陰、手を陽として考えることができます。足は下半身にあるので陰、手は上半身だから陽と考えます。
陽経も足と手の経絡があり、陽明経・太陽経・少陽経と呼ばれます。
なんや、こじ付けやんか!
どうもそういう見方は否定できないようですが、あらゆるものを細部まで分ける(こじ付けでもする・・・)と全体像が見えてくるというのが陰陽論ということでしょうか。
太陰、少陰、厥陰とは、陰のレベルが強い順番に「太陰→少陰→厥陰」となり、
陽明、太陽、少陽は、陽のレベルに応じて「陽明→太陽→少陽」となります。
私のお気に入り胃経は陽明に属します。正式名称は足の陽明胃経ですね。
♦ 陰経と陽経の位置
陰経と陽経の身体における位置は、人間が四つんばいになったときを考えると理解しやすいです。
体幹部では当てはまらないので、四肢で考えてみます。
日(太陽)が当たる場所に流れている経絡は陽経、影になる(日が当たらない)部分を陰経と教わりました。
四つんばい状態の時、掌は日が当たらないですよね。
私が、陰とか陽とかややこしくて間違えると言ったら先輩鍼灸師が説明してくれました。
ちなみに陽経の胃経はお腹のラインで、先ほど言った例外となります。
手足の経絡の位置を覚えるにあたって、この知識は役立ちました。
基礎知識を大切に日々鍼灸臨床を行います
はりきゅういとう治療院@緑地公園